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数年前にリサイクルショップで購入したデジタルホン。
バンド仲間がサックスを吹いているのを見て、デジタルホンを持っている事を思い出しました。
なので、倉庫から出して練習を開始しました。
今度のクリスマス会で演奏します。 この機種は生産中止で今では幻の珍品です。
オークションで結構高値で取引されています。
きっと希少価値があるんでしょう。
最大の長所はハンデイ性が高い事です。
本体に収納した乾電池で作動し、スピーカーもついているので、生楽器と同じ感覚で、どこでも鳴らせます。
ラインアウト(イヤホン端子ですが)やACアダプターも使えてライブだって出来ちゃいます。
プリセットしてあるサックスやトランペット、フルート、オーボエは使える音です。
特にサックスが気分をそそります。
ボリュームを最大にして吹けば、内臓スピーカーの振動が気分いいです。
最近ではヤマハやアカイから音源内蔵などのモバイル性を考慮した機種が出ました。
しかしスピーカーまでオールインワンした機種はありません。
こんなにいいものがナゼ?生産中止なんでしょう |
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使い込むと欠点が見えてきます。しかも楽器としては大問題です。
しょせんカシオ!やっぱオモチャかあ。
まずは音を拾うセンサーです。
強く吹きすぎると、音を感知する膜がへこんで作動不良になってしまいます。
つば抜きしようと強く吹いたら、おかしくなってしまいました。
それ以降は、本体を振って水抜きしています。
そしてセンサーの取り付け位置です。下側に天井に向いて付いています。
つばが溜まってすぐに水浸しになり、音の拾いが小さくなり異常な音になります。 |
背面に付いた操作スイッチ類は、演奏中に服と接触して、ポジションが変わってしまうことも時々あります。
後ろには音色選択、リバーブスイッチ、キー調整などがあります。
先日の練習でキーボードの音と合わなくて変な音だなあと思ったら、いつの間にかキーが半音変わっていました。
水浸しになるのはこまめに水抜きして対処するしかない。
背面の操作スイッチは蓋をつけて誤作動防止しました。
ちゃんと楽器として作り込めば、こんな初歩的なミスを犯した設計はしないと思います。
でも、
モバイル製が高い。
必要十分な音色。他の音色が欲しければmidi接続で外部音源も使えます。
キーも換えれるので合奏時に便利(サックスのE♭にあわせたり、1音下げチューニングにしたり出来ます)。
基本コンセプトが良いので改良型を是非発売して欲しい楽器です。
それとセンサーの耐久性がなさそうです。
メーカーに在庫確認したら、「在庫は無く、また、汎用パーツもありません」との冷たい返事。
交換パーツの再販を是非お願いします。 |