★モーリスW-50の整備と改造
某リサイクルショップで偶然見つけたジャンク品で激安のフォークギターです。
左用なんてめったにお目にかかれません。
まさしく俺のためにあるギターみたいです。
ハードケース付きで○○○○円だから、もしもギターが使い物にならなくてもハードケースだけでもいいか。
購入して早速掃除して整備しました。
糸巻き(ペグ)のビスが無くて弦が張れないのが1箇所ありました。ホームセンターで同じようなサイズのネジを探してきて取り付けます。
しかしビス山のピッチが合わない硬くてねじ込めません。でも力任せにねじ込めるだけねじ込見ました。
それと4弦と5弦のペグを取り付ける木ネジの穴が大きくなっていてネジが締まりません。
そこでビス穴に爪楊枝を詰めて穴埋めして、再び木ネジを締めました。 |
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このギターは型番を表示した紙がはがれていて型番がわかりませんでした。
どんな物なのか気になったのでインターネットで調べました。
そうしたら1975年のカタログに載っていたTFシリーズのW-50みたいです。
ヘッドのロゴマークやネックのポジションマークなどの特徴が一致しました。
ギター本体もよくよく見るとボデイの内側のネックの付け根にw50と刻印がありました。
当時の定価は5万円でしたので、中級のグレードみたいです。 |
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次に、ストラップを留めるピンをネック付け根近辺に追加しました。
また、ハードケースもビスが無かったところはビスを締めて、蓋のストッパーも直しました。
試奏しましたが音はバッチリです。
愛用のヤマハFG160と遜色ないようです。
しかし他の人たちと合奏すると他の楽器の音に埋もれてしまいます。
他にもモーリスのフォークギターを演奏している人がいたので似たような音だったからかもしれません。
でもヤマハFG160は合奏しててもはっきり聞こえる音色なのに、モーリスw-50は存在感がありませんので合奏には不向きな感じです。 |
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次はピエゾのピックアップを取り付けました。
ギター本体にはピエゾとジャックを取り付けます。
イコライザーは取り付けませんので配線はいたってシンプルです。
今回は電子部品店でたった\324円でピエゾとジャックを調達しました。
ピエゾは黒いケースのまま使用すると感度が鈍るので、ばらしてセンサーを直接ギターに貼り付けます。 |
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弦の付け根の裏側に薄い両面テープで貼り付けました。
試奏したところ、ゲインを上げるとすぐハウリングしてしまいます。
このピエゾは板に接してない空気側でも振動を拾ってしまうようです。
そのためコットンでカバーしてハウリングを防止しました。
ジャックはこの位置に取り付けました。
側の板は薄いので、裏側に金属板を接着して補強しました。 |
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音色はピエゾらしいシャリシャリした音がします。
たった\324円の制作費だけど十分満足な出来上がりです。
実際の演奏は愛用のFISHMANのプリアンプ(イコライザー)をギターとPAの間に入れて音を作ります。 |
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